アバカはバナナに似た耐久性抜群の天然素材
アバカはマニラアサ(マニラ麻)と呼ばれる植物です。
バショウ科の大形多年草。
同じバショウ属にバナナがあり外見はよく似ていますが、バナナのように
食べられる実は生りません。
繊維が取れることから熱帯地方で多く栽培されています。
高さは5-7メートル
葉は楕円形で大きく、長い葉鞘(ようしよう)という部分があり、そこから繊維がとれます。
繊維は強靭で軽く耐久性や耐水性があるので、主に船舶用ロープなどに使用されてきました。
最近では、その繊維の持つ強さとしなやかさを活かし、特殊紙分野において様々な
用途に使用されています。
日本ではアバカを糸芭蕉といい、芭蕉布の原料になります。
芭蕉布の原料になります。
芭蕉布は沖縄県の代表的な織物で昭和49年に国の重要無形文化財に指定されていています。
フィリピン、エクアドルが主産地ですが、ボルネオやスマトラにも広く分布しています。
アバカは苗を植え付けてから3年で収穫が可能になります。
その後3~8ヵ月ごとに収穫されます。
一度植えたら何度でも収穫できる、持続可能な資源です。
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